エクシーズ株式会社代表取締役の伊藤隆祥です。
毎年、今年もいろいろありましたと言っていまうのですが、本当に2011年は考えさせられました。
何といっても、3月11日に起きた東日本大震災です。
あえて言う必要がありませんが、これは「地震」「津波」「原発」の3つもののが併さったとてつもない事です。
そして、9カ月以上が経ちますが、ほとんどいっていいぐらいい、事が終息していないのです。
特に原発の問題はこれから何年もかかる問題です。
然し、直接被害に遭われていない人達は、だんだん記憶から消えていきます。
(これはいいとか、悪いとかではなく、人間はいいことも悪い事も忘れようとするのですから、ある面、致した方ないと思いますが、無常です。)
そして、未だその被害に遭われた多くの方達は、精神的にも金銭的にも大変な状態になっている事実が残っています。
私達はこういう日本にいるのです。そして、世界もまた揺れています。
しかし、私達は命がある限り、生き抜いてより良い時代を作っていかなければいけないのです。
そして、この同じ時代に住んでいる人達が、どうすれば自分が社会に貢献していけるかをひとりひとり考えなければいけない時なのです。
今日を含めて、あと4日ですが、私は残りの今年に「自分が何をする事が世の中のためになれるのか」をじっくりと考えてます。
本年もお世話になりました。
このブログで年末のご挨拶とさせて頂きます。
皆様が来年は素晴らしい年になる事をお祈りしています。
ありがとうございました。
エクシーズ株式会社代表取締役の伊藤隆祥です。
日本百貨店協会が19日に発表した11月の数値を持って15年連続売上高減の見通しになりました。(約6兆1600億円)
市場ピークであったは1991年で、その額は9兆7130億円です。およそ3分の2まで落ちてしまったのです。
その差は、3兆5530億円です。35530円ではありません。ものすごい数字です。
1976年にスーパーに抜かれ2008年にコンビニストアーに抜かれました。
たぶんその時にも、百貨店関係者は時代の流れだとか、新業態だからといって根本的な問題に触れなかったのではないでしょうか?
また、急激に落ちる事がなく、じわじわ落ちていってしまったので危機感が薄かったのではないかと思います。
今は完全におしりに火が付いてきています。
然し、私はまだ間に合うと思っています。
6兆円近くまで落ちたと考えるのではなくて、6兆円規模の業態であると考えるべきです。
ただし、大事な事があります。今までの延長に未来はないということです。
根本的に「これからの百貨店はなにか」をあらゆる角度から考えて「新しいステージを作る」ことです。
世の中はいつでも進化・向上して動いているのです。先延ばしは絶対駄目です。
毎日、店頭にいてお客様は素晴らしいだけを言って何も変わりません。
『私達はこんな百貨店を作りました。驚いたでしょう、だから楽しんで下さい。そして買わないと損しますよ』と積極的に提案をしないと。
エクシーズ株式会社代表取締役の伊藤隆祥です。
今日の新聞で、政府が企業の定年を60歳から65歳に義務付けしていこうというニュースが出ていました。
政府がよく考えずに、安易に制度をかえようとするとたぶん若年層の失業や新卒の就職、パートタイムの人達の仕事が減ったりしていきます。
そこのところをよく考えなくてはいけないですが、働く年齢があがることは基本的に、とてもいいことだと思います。
ただし、私はこれからは年齢は関係なく、やる気と実力のある人達に仕事が集中することは間違いないと考えます。
だから、いつでも前に向いて、自己革新して活き活きとした生き方が大切です。
「笑うシニア商会」の生田目さんが、昨日、お誕生日を迎えましたが、若い人達の誰よりもずっと前向きですし、アイデアの斬新さは足元にも及びません。その生田目さんが、今後の全く新しいシニアの世界を考えています。
是非、この「笑うシニア商会」の動向を参考にして、これからの高齢化社会を考えてみたらどうでしょうか?
この潮流(高齢化社会)は他人の問題ではなく、自分達の問題なのです。
エクシーズ株式会社代表取締役の伊藤隆祥です。
人間の人生を考えた時、長くて100年ちょっとだと思います。
そして、確実にこの世を去らなければいけません。
そうしてみると、長いようで短く、短いようで長い不思議な期間です。
しかし、地球や宇宙はそんなことは、関係なく続いているのです。
そういう現実に人間はなにをすべきなのでしょうか?
私はこう考えました。
人間は過去を作ってきた人達から、今、バトンを受けてより良い世の中を作り、次世代に引き継ぐことが使命なのではないかと。
自分の人生の中で、お金をどんなに貯めても、死んでからあの世に持っていく事は出来ません。
然し、それをより良くなるように引き継ぐことは出来ます。
そうすると、もっと世の中がギスギスしなくなるのではないでしょうか?
エクシーズ株式会社代表取締役の伊藤隆祥です。
安岡正篤氏は、思想家であり陽明学の大家です。昭和の最大の黒幕と言われ、財界・政界・皇室までが頼りにしていた人物です。
多くの著書があり、是非、お読み頂く事をお薦めします。
その安岡氏が物事を考える時に使う思考三原則を提唱しています。次の様です。
第一は、目先にとらわれず、出来るだけ長い目でみること。→「長期的」
第二は、物事の一面にとらわれないで、出来るだけ多面的にまた全面的にみること。→「多面的」「全面的」
第三は、何事によらず枝葉末節(しようまっせつ)にとらわれず、根本的に考える。→「根本的」
これは自分が物事を考える時に参考にしています。
そういう中で、自分独自の思考原則を考えました。
それは第一に、宇宙に浮かぶ地球を見るように、360度どんな角度からもみる事。(上も下も左右もないのです)
第二に、そういうスタンスから地球の芯(コア)つまり本質をみること。
第三に、そして自分独自の考えをそこに持つこと。
これが私の思考三原則です。
エクシーズ株式会社代表取締役の伊藤隆祥です。
最近、セブン・イレブンで買い物をしていたら、セブン・イレブンのプライベート商品の3パック入り納豆が78円で売っていました。
これは、ブランド力のあるおかめの2パック入りの納豆の隣においてありました。
買って食べてみたのですが、全く味は他のものと遜色(そんしょく)ありませんし、量もしっかりありました。
前からセブン・イレブンにはプライベートブランドのお菓子類があるのは、知っていましたが、食品類にもこんなにプライベートブランドがあるとは知りませんでした。
(よく見ると、ボイルした卵やカップラーメンもあります。皆さんはご存じだったかもしれませんが、私は勉強不足でした。)
セブンイレブンが米国からライセンスを借りてスタートした時は、米国のように安売りせず、便利性を軸に展開してきました。
その為に定価販売の高利益のビジネスモデルを作り上げてきました。
それがスーパー並みの低価格でPB(プライベートブランド)を押してきたのです。
(たぶん、セブンイレブンホールディングカンパニーの関係各社での取り組みがなければ、この価格帯にはならないと思いますが・・・)
この現象を見てみると、今後、メーカーの方達は店側のプライベートブランドに対抗し独自のグループを作ってブランド化して、そのグループでの独自展開をしていかなければ、大きな規模の売場をもっているお店側に主導されてしまいます。
あげくに、利益率を下げ、最終的にはいいものを作れなくなるのでないかと危惧しました。
エクシーズ株式会社代表取締役の伊藤隆祥です。
スティーブ・ジョブズが、自分で創立したアップル社を追い出され、ピクサー社で再度、成功をおさめている時にアップル社に呼び戻された話しはあまりにも有名です。
そして、ジョブズが3カ月で倒産寸前のアップル社を立て直しました。
この時に経営の根幹になった考え方は、「シンプル」と「絞り込み」です。
その後も、この考え方でI Pod やI Phone の開発や方向性を示していきました。
実はこれは日本の禅の考え方です。
そして、茶室でかがげられている一輪の花は、究極のシンプルです。
全ての無駄を省き、そして、そげ落とし、ただ唯一のものを表現しもてなしを表してしているのです。
ジョブズは日本の文化に非常に興味を持ち、禅を勉強していました。
そういう面では、彼の類(たぐい)まれな経営とデザインの思考の原点は、日本文化にあったのではないかと勝手に思い、あらためて敬意を表するのであります。
エクシーズ株式会社代表取締役の伊藤隆祥です。
今日は非常に寒い日です。朝から雨が降り、皆さんが傘を持っていられます。
電車を出てホームから階段を降りていると、前の方が傘の先を後ろに向けていました。
結構、危ないなと思っていてたら、隣の人が「危ないよ」とかなり激怒して前の方に言っていました。
江戸気質だと傘の先を人に向けるようなしゃれていないことはしないんです。粋な人は気を使い自分の前に傘を持って降ります。
また、そういう行為をされても、そんなことで人様に怒鳴るようなことはしません。
やはり、自分自身ではマナーを守り人様の粋でない行為には自分の心に入れず流すことが楽しく生きるコツかもしれません。
(勿論、危ない行為はさりげない一言は必要ですが・・・)